五輪会場、弁当1カ月13万食廃棄 組織委「改善した」

前田大輔
[PR]

 東京オリンピック(五輪)のスタッフ向け弁当などが大量に廃棄されていた問題で、大会組織委員会は27日、全42会場中20会場について調べたところ、7月3日からの1カ月間で約13万食が廃棄され、廃棄率は25%だったと発表した。開催中の東京パラリンピックの2会場では、賞味期限の長いパンをフードバンクに提供する取り組みを始めた。

 組織委によると、開幕前から五輪序盤は需要予測を誤ることもあり、7月23日の五輪の開会式では、発注した1万食のうち4千食が廃棄されるなどした。しかし、五輪中盤から発注量の見直しなどを進め、廃棄率を改善したとしている。

 8日の五輪閉会式と24日のパラリンピック開会式ではそれぞれ6千食発注したが、廃棄は200食と100食に抑えたという。廃棄した食品は、飼料などに再利用されているという。

 東京パラリンピックでは国立競技場東京体育館の2会場でパンのフードバンクへの提供を始め、これまでに90個を提供した。組織委は「会場によっては昼食または夕食の余剰がほぼない日もあるなど、徐々に改善傾向にあったと認識している。一方で、必要な方が食べられなくなることは避けなければならず、余剰をゼロにすることは極めて難しいこともご理解いただきたい」とコメントした。(前田大輔)