プール外でも注目される18歳 女子たちに伝えたいこと

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遠田寛生
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 好奇心にあふれ、足先が器用な18歳には、競泳も含めて様々な特技がある。どうやって身につけてきたのか。取材エリアで素朴な質問をぶつけると「英語は片言だけどいい?」と断った上で、目を輝かせて言った。

 「好きだと感じたから試した。みんなも関心を持ったら、積極的にやってみるべきだと思う。私はそうしているし、その時間はとても自由な気持ちになれるんだ」

 スメエ・ボヤジ(トルコ)は、26日に東京パラリンピック競泳女子100メートル自由形(運動機能障害S5)予選に出場した。イルカのように体を上下に動かしながら水の中を進んでいく。この日は予選落ちしたが、25日の200メートル自由形では7位入賞を果たした。東京大会については「参加できてすごくワクワクしている。もうちょっと成績を上げたいけどね」と笑う。

 2003年にトルコ西部エスキシェヒルに生まれた。生まれつき両腕がなく股関節が脱臼していた。

 5歳のころ、水族館で魚を見て泳ぐことに興味を抱いた。魚は腕がないのに泳げて、すごいと思った。母親に背中を押され、リハビリも兼ねて水泳を始め、以来ずっとはまっている。今では1日の練習で9キロほど泳ぐ。

 世界に名前が知られたのは、19年9月のパラ水泳世界選手権。50メートル背泳ぎで2位に入り、同国の女性スイマーで初めての世界選手権銀メダリストになった。

 ただ、記念すべき日の取材エ…

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