爆発でIS系勢力が犯行声明 機関紙ではタリバン批判も

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ドバイ=伊藤喜之
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 アフガニスタンの首都カブールの国際空港近くで発生した爆発について、過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力が「空港付近の検問所を突破し、米兵や彼らに協力した通訳やスパイどもの集団に爆弾ベルトを着て突入した」とする犯行声明を出した。ISはイスラム主義勢力タリバンへの政権移行期の混乱につけこむことで、存在感を高める思惑があるとみられる。

 声明を出したのは、隣国パキスタンの武装勢力「パキスタンタリバン運動」(TTP)を離脱した幹部らが2015年に設立した「ISホラサン州」。ホラサンはアフガニスタンパキスタン、イラン東部にまたがる一帯の歴史的な地名で、現在の国境線を否定するISの思想に沿った設定だ。

 アフガニスタンタリバン戦闘員なども勢力に加えながら、タリバンとは敵対。米国からは「テロ組織」に指定され、米軍による空爆やタリバンとの戦闘で弱体化も指摘されていた。

 ISはタリバンアフガニスタンの実権を掌握したことについて、8月20日に発行した機関紙で「(米国という)専制君主から(タリバンという)別の専制君主への政権交代にすぎない」と批判。「タリバンがカブールに向かっている間、米国とタリバンの間で直接的な調整が行われた」と主張していた。

 イラクシリアにまたがる一…

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