爆発は2カ所、発砲も 緊迫度増すアフガン情勢

有料会員記事アフガニスタン情勢

乗京真知=バンコク、園田耕司=ワシントン、菊地直己
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 アフガニスタンの首都カブールの国際空港付近で26日、連続爆破テロが起き、米メディアによると米軍兵士や市民ら170人以上が犠牲になった。過激派組織「イスラム国」(IS)の支部組織が犯行声明を出した。バイデン米大統領は米国民らの退避作戦の継続を表明し、報復攻撃を準備するよう米軍に命じた。

 バイデン氏は26日に国民向けに演説し、「(テロリストを)追い詰め、代償を払わせる」と宣言した。

 イスラム主義勢力タリバンが政権を崩壊させて権力を握り、駐留米軍の撤退期限が今月末に迫るなか、アフガン情勢は緊迫度を増している。同国でISは、米国だけでなくタリバンとも敵対関係にある。

 米ニューヨーク・タイムズなどは、地元保健当局の話として、市民ら約170人が死亡したと伝えた。ロイター通信によると、死者のうち28人はタリバン戦闘員だという。地元メディアは、ほかに約150人が負傷したと伝えた。

 米中央軍は米兵13人が死亡し、18人が負傷したと発表した。ケネス・マッケンジー司令官によると、空港出入り口の「アビーゲート」前で爆発が起きた後、IS戦闘員とみられる複数の犯人が発砲したという。

 国外退避を待つ米国人らが待機していた空港近くのバロンホテル付近でも爆発があった。

 タリバン報道担当のムジャヒド幹部は、ツイッターに「市民を狙った爆発を強く非難する」と投稿し、爆発は「米軍が管轄する場所で起きた」とした。

官房長官、政府対応は明確に答えず

 犯行声明を出したISの支部…

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