「桜」夕食会の収支訂正は「帳尻合わせ」弁護士らが告発

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 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補塡(ほてん)していた問題で、弁護士有志が27日、補塡に使った原資を隠すために政治資金収支報告書にうその訂正をしたとして、安倍前首相や元秘書ら計3人を政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いで東京地検特捜部に新たに告発した。

 告発状によると、後援会は昨年12月に2017~19年の3年分の収支報告書を訂正した際、安倍氏側が補塡した計約600万円を支出として計上し、これに見合う収入として16年からの繰越金を約600万円増やした。弁護士らは「ありもしない繰越金で帳尻合わせした」と主張している。

 夕食会をめぐっては、東京第一検察審査会が7月、補塡分が選挙区内での違法寄付にあたるとする公職選挙法違反容疑などについて、安倍氏の不起訴を不当だと議決している。安倍氏は国会などで補塡の原資を「手持ち資金」と説明した。