継投の成否、投手陣の踏ん張り…甲子園準決勝の見どころ

山口裕起 大坂尚子
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第1試合 近江×智弁和歌山

 近江は2本柱、山田陽翔と岩佐直哉の両右腕の継投の成否が最大のポイントだ。

 山田が先発し、救援の岩佐で締めるのが勝ちパターン。ただ、準々決勝では七回から登板した岩佐が九回途中に球威が落ちて相手打線につかまり、山田が再登板した。2人とも全4試合に投げており、疲労の度合いによっては、左腕・星野世那の起用も考えられる。新野翔大らを軸に勝負強い打線で早めに援護したい。

 3回戦が初戦となった智弁和歌山は準々決勝で15安打9得点と打線が上向いている。投手陣はここまでの2試合に全5人が登板した。3回戦で九回途中まで好投した右腕・中西聖輝(まさき)の先発が予想されるが、他の投手も甲子園のマウンドを経験できているのは大きい。(山口裕起)

第2試合 智弁学園×京都国際

 優勝候補の一角に挙がる智弁学園に、初出場で接戦を勝ち上がり、勢いに乗る京都国際が挑む構図だ。

 京都国際は投手陣の踏ん張りが鍵だろう。エース左腕の森下瑠大(りゅうだい)は140キロ前後の直球とスライダーがともによく、2、3回戦を連続完投した。ただ、救援に回った準々決勝では4回2失点。制球の乱れが気がかりだ。この試合で先発し、5回を被安打3、無失点だった右腕・平野順大も含め、総力戦で相手の焦りを誘いたい。

 智弁学園は3番前川(まえがわ)右京が2本塁打、打率5割、7打点と好調で、4番の山下陽輔も打率が5割近い。左腕・西村王雅(おうが)、右腕・小畠(おばた)一心の2本柱にも安定感がある。早めにペースをつかめば優位に運べそうだ。(大坂尚子)