オリックスのエースは負けず嫌い ライバルはチーム内に

佐藤祐生
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 (27日、プロ野球 オリックスバファローズ2―0福岡ソフトバンクホークス)

 オリックスのエース山本由伸を誰も止められない。

 九回2死一塁、一発浴びれば同点の場面。フルカウントから8球目、ソフトバンクの柳田悠岐をフォークで三振に仕留め、完封を成し遂げた。

 最速157キロの直球でバットに差し込み、フォークやカーブで泳がせる。得点圏に走者を進められたのは三回と七回のみ。9奪三振、被安打4で無四死球とわずか106球で、強力打線に手も足も出させなかった。「打者も考えてやってくれているけど、難しい投手ですね」と相手の工藤公康監督も脱帽していた。

 2戦続けての完投勝利。「よりチームに貢献できていると思うので、そのうれしさは大きい」。そう語る23歳は、5月28日のヤクルト戦から8連勝と快進撃を続けている。

 肩を並べる投手がいないように思えるが、チーム内にライバルがいる。高卒2年目で先に11勝を挙げていた左腕、宮城大弥だ。前半戦から防御率を競い合い、「超されたらしゃべらない」と3歳上の山本が言えば、宮城は「別にいいですよ」。これで1・64とし、宮城の2・01に差を付けた。

 開幕前「負けず嫌いなので、誰にも負けない成績を残したい」と語っていた右腕。リーグトップに並ぶ11勝目を挙げて、防御率、奪三振数(140)は単独首位と、先輩として負ける気はない。28日の先発は宮城。「また(チームの)連勝が始まったらいいな」。競い合う左右のエースがチームを支えている。(佐藤祐生)

 西村(オ) 四回に決勝の2点適時二塁打を放つ。「なんとかチームに貢献したいという気持ちが形になって良かった」

 中嶋監督(オ) 「(山本は)良い、悪いの波が非常に少なく、良い時期が長く続いていると思う。それで最後まで完走してほしい」