イランで刑務所の職員による受刑者への虐待行為を捉えたとされる映像が流出し、本格始動したばかりのライシ政権が対応に追われている。
制服姿の看守が青色の服を着た受刑者の首筋をつかんで引き寄せ、素手で頭を殴る。駆けつけた他の看守が加わり、2人で受刑者の頭を殴り、尻を蹴る。暴行された受刑者は床に座り込む――。
AP通信によると、テヘラン北部のエビン刑務所内に設置された監視カメラの映像で、ハッカー集団がサイバー攻撃で入手したものとされる。
他にも、看守がサイバー攻撃にあったことを告げる監視モニターを見つめる姿や、衰弱した受刑者を複数の看守が引きずる様子を捉えたとされる画像や映像が流出し、SNSでも拡散した。
こうした事態を受け、イランの刑務局長は24日、ツイッターで「許容できない行為であり、私に責任がある。謝罪する」と投稿した。エジェイ司法長官も同日、検事総長に直ちに捜査するよう命じた。
米紙ワシントン・ポストはイ…
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