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渋谷の若者向け接種、抽選でも2千人殺到「確実に券を」

有料会員記事新型コロナウイルス

山口啓太
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 東京都渋谷区に設けた若者向け新型コロナウイルスワクチン接種会場は28日、開設2日目も接種を求める若者らの長い列ができた。予約不要の先着順がこの日から抽選に切り替わったが、抽選券を求めて1キロほどの列ができた。周辺では「当落」で一喜一憂する若者の姿があった。

「予約取れず感染、恐ろしい」「ほっとした」 分かれた結果に

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若者向けワクチン接種の会場前には朝から長蛇の列ができていた。午前10時半になると、「受付終了」の紙が掲げられ、新たに列に並ぶことができなくなった=2021年8月28日午前10時39分、東京都渋谷区神南1丁目、山口啓太撮影
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若者向けワクチン接種の会場前には朝から長蛇の列ができていた=28日午前9時56分、東京都渋谷区神南1丁目、山口啓太撮影

 正午前、会場の渋谷区立勤労福祉会館前では、マスク姿の若者たちが一斉にスマホを見つめた。予定より早い8時過ぎから11時半ごろまでに配られた抽選券の当選番号がLINE(ライン)などで公表された。「ない」と残念そうにつぶやく人や、当選したのか、うれしそうに目尻を下げて喜ぶ人の姿が見られた。

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LINEやツイッター上で抽選結果が発表された午前11時50分ごろ、会場前の路上でスマホを片手に自分の抽選券の番号があるか確認する若者たち=2021年8月28日午前11時54分、東京都渋谷区神南1丁目、山口啓太撮影

 豊島区居酒屋アルバイト、坂田祥也さん(33)は「確実に抽選券を得たい」と午前6時前にやってきた。抽選結果が通知されるLINEツイッターを登録しておらず、一度帰宅して正午前にもう一度会場に足を運んだが、都職員が掲げる当選番号表に自分のものはなかった。「コロナから逃げられるんだったらどこでもいいから打ちたかった。予約が取れない間に感染してしまうことが恐ろしい」と肩を落とした。

 品川区の高校3年の女子生徒(18)も「落選」。午前8時から1時間以上並び、区内の図書館で結果を待ったが、報われなかった。これまで区や国の接種会場の情報をこまめに確認してきたが、ネットがうまくつながらずに予約を取れなかった。「今回は公平なやり方だけど、会場まで足を運んで時間も潰さなきゃいけないのはどうかなと思った。怒りより、やるせない気持ち」と話した。

 江東区から港区の高校に通う女子生徒(17)は当選し、昼過ぎに接種を終えた。「接種した友人たちは副反応が結構出ると言っていたけれど、やっぱり感染する方が怖いのでよかった」。ただ、今回のやり方には疑問もあるという。「暑いし、密だし。感染リスクも考えると、もっとうまくやれないのかと思った」と話した。

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会場前で都の職員が持っている当選番号の一覧で、自分の抽選券に書かれている番号を指さして当選を確認した都内の高校に通う女子生徒=2021年8月28日午後0時43分、東京都渋谷区神南1丁目、山口啓太撮影

 同じく当選した府中市の大学…

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