志布志市、トキワホールディングスと協定

稲野慎
[PR]

 鹿児島県志布志市は、輸出コンサルティング業などを手がける静岡県浜松市持ち株会社「トキワホールディングス(HD)」と包括連携協定を結んだ。特産品の海外での販路拡大や市内で流通する地域通貨の開発などで協力していくという。

 トキワHDの市に対する提案は、ボランティア活動をしたり、市の観光や特産品などの情報をSNSで発信したりすると、市内の飲食店や事業所などで使える地域通貨「SHIBUSHIマネー(仮称)」を受け取る仕組みの開発や、市出身者が帰省した際に市が設けたコーワーキングスペースで仕事ができる「帰省×ワーケーション」など。

 同社の関連会社や取引先のネットワークを活用し、特産物のウナギやお茶を欧米のスーパーで販売する計画も含まれているという。具体策は両者で協議する。

 市によると、トキワHDに志布志市出身の社員がいるという縁で、昨年度、市の地方創生事業に関する提案が寄せられた。市は仕事や観光を通して関わる人口の増加につながるとみて、協定締結を決めたという。

 市の担当者は「交流人口を含む人口減少という市の根本的な課題への解決策につながる可能性があり、大変期待している」と話す。

 連携協定の締結は7月1日。トキワHDは志布志市の地方創生に関わることを通して、企業価値を高める狙いがあるという。(稲野慎)