中部横断車道きょう開通、関係者は経済効果に期待

和田翔太
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 中部横断自動車道の一部が29日に開通し、静岡と山梨両県が高速道路で結ばれる。地域間の人やモノの流れが拡大し、コロナ禍で打撃を受けた地域経済の回復に期待がかかる。

 開通するのは山梨県内の南部インターチェンジ(IC)と下部温泉早川IC間の13・2キロ。2時間近くかかっていた静岡県庁から山梨県庁まで約1時間半で移動が可能になるという。

 関係者は各種効果を期待しているが、物流では山梨県から清水港を経由した工業製品や青果物の輸出拡大を見込んでいる。清水港では農産物の鮮度を保つためのコンテナ整備を進めてきた。

 静岡銀行山梨中央銀行は昨年10月に包括的業務提携を締結し、連携を深めている。企業立地では静岡市山梨県南アルプス市中央市などで工場や物流センターの開設や建設が約10件計画されている。観光面でも富士山を中心とする広域周遊観光ルートが形成され、首都圏や中京圏、将来はインバウンド客の呼び込みに期待を寄せている。(和田翔太)