車いすラグビー連続銅メダル 裏に名経営者の三つの変革

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野村周平
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 車いすラグビーの日本代表が、東京パラリンピックで2大会連続の銅メダルを獲得した。3位決定戦でオーストラリアを60―52で下した。活躍の背景に、日本車いすラグビー連盟の手厚い支えがあった。

 連盟トップに就いて4年目となる高島宏平理事長(48)は、売上高1千億円を達成した食品宅配大手「オイシックス・ラ・大地」の創業者。民間企業の経営者ならではの視点で、連盟の組織基盤を整えた。

 コロナ禍のため、同連盟でパラの会場に入れるのは競技関係者以外では高島氏だけ。試合には毎回足を運び、自ら横断幕をつけて試合後に外した。「バブル」を破らぬよう、遠くから選手たちに声をかけるなど、激励を続けた。

 多忙を極める本業をぬって、車いすラグビーに情熱を注ぐのはなぜか。

 「子どもの頃、誰もが何となく金メダルを目指しませんでしたか? あれから40年経って、僕はいま選手たちと金メダルを目指している。これってスポーツ団体ならではのだいご味。得るものはお金じゃない。ぜひ、ほかの経営者の方にも経験してほしい」

 1次リーグが終わった27日、取材にそう答えた。

 経済同友会東京五輪・パラリンピックの委員長に就任し、経済界のパラスポーツ支援の先導者に。その縁で2018年、同連盟の理事長に就任。三つの取り組みで組織を変えた。

 一つ目は営業の強化…

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