夏でもセーター、手はポケット 最年少選手が遂げた変化

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遠田寛生
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 待ちわびていた瞬間が終わった。結果は予選落ち。でも、表情は達成感にあふれていた。

 26日に東京パラリンピックの競泳女子100メートル平泳ぎ(運動機能障害SB8)に出場したウガンダのフスナ・ククンダクウェだ。国際パラリンピック委員会(IPC)によると、東京大会の最年少選手という。

 3月に14歳になったばかり。自身初めての出場とあって結果は度外視していた。「正式にパラリンピアンになれた。現実になって、今は雲をつかんだような気持ち」

 生まれつき右前腕がなく、左手に障害がある。バレーボールなどの球技を試すなか、親戚が泳ぐ姿に憧れて3歳から水泳を始めた。現在通う水泳クラブでは、健常者の選手たちと一緒に練習している。

 パラリンピック出場は夢だった。ウガンダのため、とも語る。障害がある人への理解が進んでいない母国では「障害を打ち明ける人は少ない」と話す。

 最も胸を痛めているのが、生…

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