イラクに中東首脳が集結、米国撤退にらみ対立緩和の動き

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ドバイ=伊藤喜之
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 イラクの首都バグダッドで28日、中東の主要国が集まる首脳会合が開かれた。イエメン内戦などをめぐって敵対するイランとサウジアラビアアラブ首長国連邦(UAE)からも外相や副大統領が出席。「対テロ戦争」から手を引く米国が中東からも撤退を進めるなかで、地域の緊張緩和の動きが活発化している。

 10カ国が参加し、首脳級ではエジプトのシーシ大統領やカタールのタミム首長らが出席。米国と同様に対テロ戦争で部隊がイラクに駐留しているフランスのマクロン大統領も参加し、「米国がどんな選択をしようとも、我々はイラクでのプレゼンスを維持する」と述べた。

 会合は非公開だったが、イラクの復興やレバノンの経済危機イエメン内戦などが議題に上がったとみられる。開催国イラクのカディミ首相は戦乱が続いた同国が「地域の安定の役割を果たせる可能性がある」とし、米国やイランの代理戦争の舞台となってきた経緯を踏まえ「紛争のためイラクの土地を使うことを拒否する」と演説した。

 4月にカディミ氏が仲介して…

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