智弁学園捕手、決勝前に監督と素振り 「恩返ししたい」

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(29日、高校野球選手権大会決勝 智弁和歌山9-2智弁学園)

 智弁学園の植垣洸捕手は二回1死二塁から二塁内野安打を放ち、適時打になった。準決勝までは15打数4安打の打率2割6分7厘。この日の朝食前、小坂将商監督に誘われ、素振りを見てもらった。「今大会当たってない中で、恩返ししたいと打席に立ちました」

 試合後は涙が止まらなかった。1年前、新チームになった頃。西村王雅、小畠一心の2投手は下級生時代から経験豊富で「自分が足を引っ張っていて、捕手をやめたいと思った。その時期がつらかった」。必死にくらいつき、今がある。「悔いはない」と胸を張った。