偶然の再会、重かった義足 恩師が見た「不屈」の谷真海

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三井新
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 東京パラリンピックトライアスロン女子(運動機能障害PTS5)が29日にあり、宮城県気仙沼市出身で、開会式では日本選手団旗手を務めた谷(旧姓佐藤)真海選手(39)が、笑顔で手を振りながら、10位でゴールした。

 県立利府高校の陸上部顧問、吉田淳さん(49)はこの日、特別な思いで自宅のテレビ画面を見つめた。谷選手が仙台育英高に通っていた頃、同校の陸上部顧問として指導したからだ。「苦しい中、最後まで諦めない真海の姿に心を動かされた。よく頑張った」と健闘をたたえた。

 出会いは、谷選手が高校1年生の秋。校内のマラソン大会で優勝した後に、「どうしても走りたい」と陸上部への入部を希望した。だが、授業が終わるのが遅い、大学進学に力を入れるコースの所属。全ての練習をこなすことはできなかった。それでも、勉強への熱心な姿勢が評価され、特別に入部が許可された。

 吉田さんは当時の谷選手につ…

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