カブール空港近くの住宅街で爆発、子ども含む数人死亡か

バンコク=乗京真知、ワシントン=合田禄
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 アフガニスタンの地元メディアは29日夕、首都カブールの国際空港近くの住宅街で爆発があり、子どもを含む数人が死亡したと伝えた。一方、米軍は同日、カブールで、爆発物を積んだとみられる車両を標的として空爆をしたことを明らかにした。

 住宅街での爆発の詳しい原因や、米軍の空爆との関連は分かっていない。SNSでは住宅街から黒煙が上がる様子を捉えた映像が拡散した。

 米中央軍報道官によると、米軍はカブールで空港に向かう車両を標的として無人機による空爆を実施した。過激派組織「イスラム国」(IS)の支部組織による、国際空港での差し迫った脅威を取り除いたとしている。

 また、「標的を攻撃することに成功したと自信を持っている。車両から大きな二次的な爆発が起きたことは、相当量の爆発物が積まれていたことを示している」と述べた。民間人の死傷者の可能性については調査中だが、現時点ではその兆候はないとした。

 現地の米大使館は28日、確度の高い脅威情報があるとして米国民らに、空港から直ちに離れるよう注意を呼びかけていた。

 アフガニスタンでは、イスラム主義勢力タリバンが政権を崩壊させて情勢が不安定化するなか、空港付近で26日午後、大きな爆破テロがあったばかり。事件後、ISが犯行声明を出した。米メディアによると、26日の爆破テロの犠牲者はアフガニスタン人が170人、米軍兵士が13人に上った。バイデン政権は27日にアフガニスタン東部でISの支部組織を報復攻撃し、2人を殺害している。(バンコク=乗京真知、ワシントン=合田禄)