なぜ友は殺された? 11年前、現場に駆けつけたあの夜

有料会員記事

大下美倫
[PR]

 「今おったら、何してるんやろ。どんな仕事しとんのかな」。兵庫県神戸市北区の路上で2010年10月4日夜、高校2年の堤将太さん(当時16)が刺殺された事件は今月、11年近くを経て容疑者が逮捕された。堤さんの同級生だった会社員の男性(27)は、改めて亡き友に思いをはせている。

 堤さんとは小学校の頃から仲が良く、高校に進んでも週に何度も仲間たちと近所の公園に集まっていた。堤さんは盛り上げ役。いつも会話の中心にいた。

 あの夜も、いつもの仲間と集まっていた。

 「誰か倒れてるで」。遅れて合流した仲間の一人が言った。現場に駆けつけると、交差点で堤さんが倒れていた。

 「救急車はいつ来るんかな」「誰がやったんかな」「犯人さがしたほうがいいんかな。でもさがせんし……」「助かるんかな」

 様々な感情が渦巻く中、警察…

この記事は有料会員記事です。残り867文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る!】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら