カブール空爆、民間人犠牲なら「非常に悲しい」米軍声明
ワシントン=合田禄
アフガニスタンの首都カブールで米軍が実施した空爆について、米中央軍の報道担当者は29日、「我々の攻撃で民間人が犠牲になったという報道は把握している」とした上で、「罪のない命が失われたとすれば非常に悲しいことだ」とする声明を出した。
声明では、空爆の結果はまだ分析しているとしながら、「過激派組織『イスラム国』(IS)の支部組織による、国際空港での差し迫った脅威を取り除いたことは分かっている」と強調した。
また「車両の破壊によって大きな爆発が起きたことが判明していて、それは大量の爆発物が搭載されていたことを示している」と主張。「その爆発物がさらなる犠牲を引き起こしたのかもしれない」とした。詳細はまだ分かっておらず、さらなる調査を続けるとしている。(ワシントン=合田禄)