サウナ問題の前市長「不徳の致すところ」 シャツは白色

寺沢知海、瀬戸口和秀、浪間新太
[PR]

 29日に投開票された大阪府池田市長選で、家庭用サウナを市役所に持ち込むなどした問題で市長を辞職し立候補した冨田裕樹氏(45)が、落選した。初当選した大阪維新の会の滝沢智子氏(40)に大差で敗れた。冨田氏は29日深夜に市内の事務所で「私自身が政治家としてまだまだ不徳の致すところが多かった。その結果だと思う」と厳しい表情で記者団に語った。

 冨田氏は市長在任中、市議会の調査特別委員会(百条委員会)から、サウナの持ち込みを「市長としてあるまじき行為」と批判され、市職員へのパワハラも認定された。冨田氏はパワハラについて「全く事実と異なる」と立候補前から反論し、選挙戦でも「潔白」の意味を込めて白色をイメージカラーに選んだ。29日夜も白色のシャツを着て、「悪い情報の流布は事実ではないと述べてきたが、短期間で伝えきれなかった」と記者団に語った。

 一方、冨田氏の市議時代の秘書で、今回市長選で冨田氏に1万4千票以上の大差をつけて当選した滝沢氏は、投開票から一夜明けた30日午前、市役所に登庁し、市職員から花束を贈られた後、当選証書を受け取った。大阪府内初の女性市長となった。「市政の混乱を収束させて、新しい池田を作っていきたい」と記者団に語った。(寺沢知海、瀬戸口和秀、浪間新太)