パラ会場に広告看板 無観客・TV中継短いけど狙いは?

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前田大輔、野村周平、編集委員=稲垣康介
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 東京パラリンピックは基本的にオリンピック(五輪)でも使った会場で行われ、会場内の装飾もほとんど同じだ。でも、テレビ中継を見ていると、大きく違うところがある。五輪では五つの輪のマークしか見当たらなかったが、パラでは全ての会場にスポンサー企業の広告看板が設置されている。

 五輪会場に広告看板がない理由は、国際オリンピック委員会(IOC)の強いこだわりのためだ。五輪憲章で「クリーンベニューの原則」と明記しており、会場内外での広告看板は徹底的に隠す。商業化にかじを切った1980年代以降もこの伝統は続いており、サッカーのワールドカップなど他の国際スポーツ大会と一線を画し、五輪の公共性を誇示している。

 一方、パラは歴史が浅く、財政基盤も弱い。広告看板は80年代にはすでにあったといい、国際パラリンピック委員会(IPC)で広告・マーケティング部長を務めるアレクシス・シェイファー氏は「会場に出すことで収入が増え、運営面で助けになる」と語る。

スポンサー関係者「広告効果を期待するというよりも」

 東京パラリンピックでは、I…

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