北欧の二刀流選手 批判されても「できること示す」哲学

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遠田寛生
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 ノルウェーで著名なアスリートと言えば、彼女の名前が挙がる。

 ビルイトロビセレクム・スカシュテイン(32)。

 2競技をこなす能力に加えて、明るい性格が人を引きつける。

 発信力も魅力だ。言葉に力があり、多くの人の心を動かしてきた。話題はスポーツに限らず、経済や政治にまで及ぶ。地元メディアの間では「ご意見番」としても注目されている。

 29日、東京パラリンピックのボート女子シングルスカル(運動機能障害PR1)で優勝した。10分56秒88で2位に21秒51差をつける圧勝で、自身初の金メダルを手にした。

 幼い頃から活発で「挑戦すること」が好きだった。2008年、池に飛び込んだ際に底が浅く、左足を負傷した。何度も手術を要した。16回目の手術でミスがあり、脊髄(せきずい)を損傷して下半身の感覚を失った。

 車いす生活になった。それで…

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