自衛隊機を送ったが…アフガニスタン退避支援、なぜ難航

[PR]

 混乱が続くアフガニスタンからの自衛隊機による退避支援が注目されましたが、うまくいきませんでした。どうしてなのか、藤田直央・編集委員が解説します。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は次の通りです。

Apple Podcasts や Spotify ではポッドキャストを毎日配信中。音声プレーヤー右上にある「i」の右のボタン(購読)でリンクが表示されます。

 Q:アフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが8月に政権を握り、外国人に加えて現地の人たちも国外に逃げようとしています。どうしてですか。

 A:この20年の経緯があります。2001年に米国の中枢が襲われた同時多発テロで、米国は首謀者をかくまったタリバン政権を攻撃して崩壊させました。国際社会はアフガンで民主的な国造りを支えてきたのですが、うまくいかないまま米軍が撤収を決めてタリバンが復権し、人々に不安が強まっているのです。

 Q:それで、日本も退避を支援しようと自衛隊機を派遣したわけですね。

 A:はい。危険で民間の航空機は飛べず、各国は軍用機を使って退避を進めました。日本の大使館員は他国軍機で退避し、残る邦人は少なかったのですが、アフガン支援など日本の活動を支えてきた多くの現地の人たちや家族も助けようということで、8月23日から航空自衛隊の輸送機3機が派遣されました。

 Q:それでも退避支援にあたった政府関係者は8月27日にカブール空港から撤収し、自衛隊機で救えたのは日本人1人、アフガン人14人と聞いています。

 A:そうなんです。退避拠点のカブール空港を押さえる米軍が8月末に撤収を予定していたことや、空港付近で自爆テロが起きるなど混乱がひどいこと、自衛隊機による外国人救出が初めてだったことなど、様々な困難が重なりました。

 続きは朝日新聞ポッドキャストでお聞きください!