化粧品も睡眠も「脳」から改善? 広がるブレインテック

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高橋諒子
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 ぐっすり眠りたい、人の心を探って売れる商品をつくりたい、念じるだけで機器を動かせるようにしたい――。そんな願いを、「頭の中をのぞく」技術で実現できるかもしれない。カギとなるのは、脳科学を活用した新技術「ブレインテック(ニューロテクノロジー)」。関連商品やサービスが次々登場する一方、科学的根拠の見極めなどの課題も浮かび上がっている。

化粧品開発から快眠グッズまで

写真・図版
資生堂は脳の血流変化を計測し、化粧品の使い心地など消費者がどう感じているかを分析している=横浜市内

 「脳科学などにも着目し、『直感で美しい・心地よい』と実感される研究から生まれました」。資生堂の主要ブランド「マキアージュ」の商品パッケージに、こんな説明書きがある。30年以上にわたる脳科学研究の知見が、他のブランドも含めた化粧品の開発に生かされている。

 資生堂が化粧品の研究で脳科学を活用し始めたのは1980年代。どんな見た目や使い心地が好まれるか、使用後にどんな感情を抱くかなどを、脳波や脳血流量などの変化をもとに分析してきた。

 口紅の評価方法の研究では、硬さが違う6種類を用意し、女性30人に使ってもらった。使い心地がよいと、人が価値判断する時に関係するとされる脳の部位の血流変化が大きくなったという。あわせて行ったアンケートでは、適度な軟らかさだと「商品にいくら払いたいか」の評価も高まる傾向が見られた。

 「アンケートだと、良く書か…

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