国枝・上地、1時間かからぬ圧勝で8強「本番ここから」

稲垣康介
[PR]

 車いすテニスのシングルスで日本の男女のエースが順当に勝ち進んでいる。

 男子で3度目の金メダルを狙う37歳の国枝慎吾は、16歳下で初出場の中国選手を55分で退けて8強入り。若い挑戦者について「良いテニスはするけれど、何が足りないかと言われたら経験値」。中国勢はあまり世界を巡るツアーに参戦しない分、試合の駆け引きに甘さを感じたようだ。準々決勝以降はふだん4大大会で当たるライバルとの激突となる。「ガラッとレベルはここから上がる。ここからが本番だと強く感じる」

 女子で前回銅メダルの上地結衣はブラジル選手に1ゲームも与えず、46分で準々決勝進出を決めた。今後に向けて、「もっとラリーの展開が増えて、お互いに読みあいながらの試合になっていく。自分がやってきたことを駆使しながら、一つずつ駒を進めていけたらいい」と気を引き締めた。稲垣康介

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません