聖火リレー観覧中、男性が心肺停止 小学生ら5人の「お手柄」で救命

仙道洸
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 路上に倒れた高齢男性の人命救助に貢献したとして、狭山署は8月17日、看護師の長田晃昌さん(39)と後藤文哉さん(26)、小学生の落合璃子さん(11)、小林祐理さん(10)と弟の祐爾さん(7)の5人に感謝状を贈った。

 署などによると、狭山市の70代男性は7月6日、市内で行われていた東京五輪聖火リレーを観覧中に倒れて意識不明になった。道路を挟んで反対側にいた長田さんらは、聖火リレーの一団が通り過ぎてから道路を横切り、駆けつけた。

 「周りにちらほら人はいたが、そんな騒ぎになっていなくて『なんか倒れているな』という感じだった」というが、男性は心停止の状態だった。すぐにAED(自動体外式除細動器)を持ってくるよう周囲に呼びかけ、胸骨圧迫を開始した。

 AEDを運んできたのは「付近のマンションにあることを知っていた」という落合さんら3人の小学生。「早く持ってこないと」と走って取りに行き、すぐに現場に戻って手渡した。受け取った長田さんらがすぐにAEDで蘇生を施すと男性は意識を取り戻し、救急車で搬送された。

 真野益夫署長は「子どもと大人のすばらしい連係プレーで尊い命が救われた」と感謝した。(仙道洸)