米軍撤退にバイデン氏「並外れた成功」 アフガン戦争の終結を宣言

有料会員記事アフガニスタン情勢

ワシントン=園田耕司
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 バイデン米大統領は8月31日、米ホワイトハウスで国民向けに演説し、「アフガニスタンでの戦争は今、終わった」と述べ、米同時多発テロをきっかけに始まった20年間の「米史上最長の戦争」の終結を宣言した。30日に完了した米軍の撤退と民間人の退避について「並外れた成功だった」と正当化し、今後は中国との競争をはじめとする新たな脅威や挑戦に対応するために、米国の競争力を高める必要があると訴えた。

 バイデン氏は演説で、米軍が同盟国とともに12万人の人々を国外に搬送したとして、「歴史上、どの国もなし得なかった。米国だけがそれを行う能力と意志を持つ」と自賛した。

 8月末までの撤退を決めた理由については、トランプ前政権がイスラム主義勢力タリバンと和平合意して5月までの撤退をすでに決めていたからだと指摘。「我々は撤退をするか、それとも事態をエスカレートさせるかという決断を迫られた。私は永遠の戦争を引き延ばすつもりはなかったし、永遠の(戦争の)出口を引き延ばすつもりもなかった」と語った。

 バイデン氏は、米同時多発テロの首謀者で国際テロ組織アルカイダオサマ・ビンラディン容疑者の殺害などに成功したことも強調した。

 一方で、「アフガニスタンに何千人もの部隊を配属し、年に数十億ドルを使っても米国の安全強化にはつながらない。我々の戦略を変えなければいけない」と訴えた。

 そのうえで「世界は変わり続…

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