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EU、成人7割がワクチン完了 変異株への警戒なお強く

新型コロナウイルス

青田秀樹
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 欧州連合(EU)は8月31日、域内の成人の7割が新型コロナワクチンの接種を終えたと発表した。集団免疫の獲得に向けて掲げた「夏の終わりまで」の目標を達成した。とはいえ感染力が高い変異株への警戒感は強く、EU各国は接種のさらなる拡大や追加接種へと動いている。

 EUの行政を担う欧州委員会の声明によると、18歳以上の2億5600万人以上が2回または1回の必要な接種を終え、成人の7割に達した。ただ、欧州疾病予防管理センターの集計では、ブルガリアやルーマニアで接種を終えたのは2~3割どまりで、EU内でもばらつきがある。また、ワクチンに拒否感を持つ人たちもいて接種拡大のペースは鈍っている。

 フォンデアライエン欧州委員長は「世界的な感染拡大は終わっていない。打てる人は打ってほしい」と呼びかけた。さらに、「(接種が遅れている)低・中所得国への支援を続ける」とも改めて強調した。

 EU各国は昨年12月末、一斉にワクチン接種を始めた。当初は、ワクチンの供給不足に加え、副反応を懸念して混乱が起きる場面もあった。だが、ドイツのバイオ企業ビオンテックと米ファイザーが共同開発したワクチンの供給拡大にも支えられ、春から初夏にかけて接種が軌道にのった。(青田秀樹)

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