マレーシアのパラ選手、金メダル取り消し 「遅刻に正当な理由なし」

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 東京パラリンピックで8月31日にあった陸上男子砲丸投げ(知的障害F20)で、集合時間に遅刻したマレーシア選手の金メダルが取り消しになった。国際パラリンピック委員会(IPC)のクレイグ・スペンス広報部長は1日の記者会見で「遅刻に正当な理由がなかった」などと説明している。

 IPCや世界パラ陸連によると、マレーシア選手の他に、豪州エクアドルの2選手が集合時間に遅刻して待合室に現れたが、いったん試合に出場させた。マレーシア選手は世界新記録で優勝したが、試合後の聞きとりの結果、審判委員が「正当な理由ではない」と判断し、棄権扱いとした。マレーシア選手の抗議は却下され、2位のウクライナ選手が繰り上がりで金メダルを獲得した。

 スペンス氏は「遅刻の理由について、マレーシア選手はアナウンスが聞こえなかったなどと説明しているが、他の選手は来ている。競技をさせなかったら良かったという声もあるが、試合前に十分な情報がなかった」と説明した。SNS上では、マレーシアからとみられるアカウントから、IPCやウクライナ選手に対する誹謗(ひぼう)中傷の投稿が相次いでいるという。