「とにかくベッドが足りない」神奈川県搬送調整班 病床確保の現場は

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福留庸友
【動画】自宅療養の感染者が容体悪化…24時間態勢で搬送先病院を探す搬送調整班の1日を追った
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 新型コロナウイルスの重症患者数が8月末に過去最多を更新した神奈川県。「ベッドがない――」。自宅やホテルでの療養中に容体が悪化した感染者のケアを担当する県対策本部の搬送調整班では、緊迫の日々が続く。

 「のどが痛すぎて5日間ほとんど食事が取れていないと言っています」「熱は36度7分くらいですが、本人と話すとちょっと息が荒く、入院お願いできないかと」。24時間態勢で搬送調整班が詰める県庁の一室では、感染者の状態をめぐる職員と医師のやりとりがあちこちで続く。

 医師は勤務先の総合病院やクリニックとの掛け持ちで分担し、日中は医師2、3人と職員20~30人ほど。夜間は医師1人と職員2人。午後9時過ぎでも職員10人程度が残業している光景が最近は珍しくない。

 神奈川県では、8月中旬から下旬にかけて、1日あたりの新規感染者が連日2千人を超えた。8月末現在、約1万6千人を超える新型コロナの患者の約9割は自宅療養か宿泊療養だ。県庁内の搬送調整班は、こうした人たちの容体の変化を診て、必要なら入院先を探す。

 搬送調整班を取材した8月1…

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