五輪の放送技術者、大麻所持疑い逮捕 都内ホテル滞在中、容疑は否認

小寺陽一郎
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 神奈川県警は、東京五輪パラリンピックの放送技術者として来日していた米国籍のレイノルズ・コンロイ・デイブ容疑者(54)=東京都港区=を、麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)と大麻取締法違反(所持)の両容疑で現行犯逮捕し、1日発表した。容疑を否認しているという。

 薬物銃器対策課によると横浜税関が8月11日までに、米国から送られてきたレイノルズ容疑者宛ての荷物に液状大麻が入っているのを発見。大麻を代替物にすり替えて捜査したところ、容疑者が同31日、宛先だった東京都港区のホテルで荷物を受け取ったという。同課が室内を家宅捜索したところ、ポリ袋に入った大麻(約1・8グラム)も見つかり、両容疑で現行犯逮捕したという。

 レイノルズ容疑者は、麻薬特例法違反容疑について「たばこだと思っていた」、大麻取締法違反容疑については「知らない」と供述し、いずれも否認しているという。

 県警によると、レイノルズ容疑者は「オリンピック放送機構」と個人契約し、東京五輪パラリンピックに関する放送機器の準備や調整を担当。4月からこのホテルに滞在していたという。

 東京五輪パラリンピック大会組織委員会の広報担当者は「逮捕は承知しており、オリンピック放送機構は直ちに(容疑者との)契約を解除したと報告を受けた。大会関係者が逮捕されたことは極めて遺憾だ」とコメントした。(小寺陽一郎)