成人式実行委23人会食、参加者に感染者 北海道羅臼町

有料会員記事新型コロナウイルス

大野正美
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 北海道羅臼町で8月上旬、町が来年行う成人式の実行委員を務める23人が、飲食店で約4時間にわたって会食していたことがわかった。会食との関係は不明だが、参加者からは新型コロナウイルスの感染者が複数確認された。当時は北海道に「まん延防止等重点措置」が適用され、食事は少人数・短時間で行うよう求められていた。町は集団での会食について「適切な指導が行き届かなかった」とコメントしている。

 町教育委員会によると、会食があったのは8月8日。来年初めに行われる予定の成人式を準備する実行委員らが集まった。19~20歳の計23人で、町外から帰省した人もいたという。

 当初は実行委の話し合いなどのため屋外での会合を計画し、バーベキューも予定されていた。道内では8月2日から、新型コロナ対応の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が適用され、道内全域で「食事は4人以内など少数で、短時間とする」ことが求められていた。町は実行委員から屋外での会合について知らされ、まん延防止措置の基準に従って密集を避けることや連絡先の確保、町外から帰省した委員への事前のPCR検査や抗原検査の実施などを指導したという。

 しかし当日は雨天となったため、会合場所は町内の飲食店に変わった。実行委員らは食事をしながら、午後1時から5時まで会合を続けたという。町には会合後、場所の変更について連絡があった。飲酒年齢以下の委員もいたため、会合で酒類は出なかったという。

 13日、会食の参加者1人の感染が初めて判明。その後も複数の参加者の感染が確認された。感染者の関係者によると、うち2人が働く町内の小売店では計7人が感染し、道が26日にクラスター(感染者集団)と認定した。ただ、クラスターと会食との関係は保健所の調査でも明らかになっていないという。

 和田宏一教育長は「当初屋外で予定された会合にまん延防止対策を指導したが、天候不順からの飲食店への変更を事後に知った。適切な指導が行き届かなかった」と話している。

 人口約4600人の羅臼町で…

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