秋サケ定置網漁が解禁 北海道・大樹漁港で初水揚げ

中沢滋人
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 秋サケの定置網漁が北海道内各地で順次解禁となり、太平洋側の大樹町の大樹漁港では1日、初水揚げがあった。十勝沿岸などの解禁日は8月30日だが、近年の不漁でふ化放流事業に必要な親魚確保のため、各漁協が自主的に網入れを遅らせていた。漁は9月下旬にかけて最盛期を迎える。

 午前4時、大樹漁協所属の5隻が出航し、沿岸に定置網を仕掛けた。昼前に再び船を出して網を揚げた。漁港では銀色のうろこを輝かせたサケが次々に積み下ろされ、漁師らがオスとメスに手際よく選別した。

 この日の水揚げ量は網を仕掛けた時間が短かったこともあり、昨年初日の半分程度の約3・6トン。道立総合研究機構のさけます・内水面水産試験場は、今年の全道のサケの来遊について、昨年比で約1割減の約1677万匹と予測している。同漁協の伊藤浩二専務理事は「数は少ないが、昨年に比べると魚体は少し大きい。今後に期待したい」と話した。(中沢滋人)