宝塚の名作「川霧の橋」31年ぶりに再演 月組新トップコンビに期待

河合真美江
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 宝塚史に輝く日本物の名作「川霧の橋」が10月、31年ぶりに月組で再演される。月城(つきしろ)かなと、海乃美月(うみのみつき)の新トップコンビのお披露目公演で、新たな月組の伝説の幕が開く。

 「川霧の橋」は元トップスター剣幸(つるぎみゆき)さんと相手役のこだま愛さんの退団公演として、1990年に初演された。宝塚を代表する演出家、柴田侑宏(ゆきひろ)さんが、山本周五郎の「柳橋物語」と「ひとでなし」をアレンジ。江戸の下町を舞台に、大火事に運命を狂わされながらも精いっぱい生きる若者たちを生き生きと描いた。

 剣さんが演じたのは大工の若棟梁、幸次郎。職人の孫娘お光をいちずに思い続ける、情感あふれる芝居が際立った。お光のこだまさんも揺れる女心を巧みに演じ、大工仲間役の涼風真世(すずかぜまよ)さん、天海祐希(あまみゆうき)さんらと人間模様をつむぎ、伝説の舞台をつくりあげた。

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そろって芝居のうまい月城かなと、海乃美月

 今回、幸次郎を演じる月城は95期生。気品ある立ち姿で、正統派の役もおかしみのある役も似合う芝居巧者だ。相手役の海乃は、ダンスも芝居も安定感抜群の実力派。みずみずしいコンビに期待が高まる。

 公演は10月11日~11月3日、福岡・博多座で。

 初の再演を記念して、朝日新聞社では剣さん、こだまさんを迎えた生配信イベントを開く。

伝説の名コンビ剣幸、こだま愛が語る秘話

 おふたりは87年、ミュージカル「ME AND MY GIRL」の日本初演を担い、1年間のロングランを記録したことでも知られる名コンビ。生配信イベントでは、「川霧の橋」の思い出や秘話、当時の月組メンバーとのエピソードを語り尽くす。あの名曲も披露する。

 9月11日午後1時から約1時間半。税込み2500円。見逃し視聴あり。申し込みは(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11005269別ウインドウで開きます)へ。

(宝塚をもっと)(河合真美江)