3月までに財産目録提出を 韓国地裁が日本政府に命令、慰安婦訴訟で

ソウル=鈴木拓也
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 韓国のソウル中央地裁が1月に元慰安婦ら12人への賠償を日本政府に命じた確定判決をめぐり、地裁が1日までに、日本政府に韓国内の財産目録を来年3月21日までに提出するよう命じる決定をした。日本政府は、国際法上の原則「主権免除」を盾にこの裁判を認めておらず、地裁の命令にも応じない方針だ。

 原告側は日本政府が賠償に応じないことから、財産を差し押さえて賠償に充てることを検討している。韓国内の日本政府の財産を把握するため、財産開示を求める手続きを地裁に申し立て、地裁は6月、日本政府に財産目録を出すよう命じる決定をしていた。

 ただ、日本政府が来年3月の期限までに財産目録を提出する見込みはなく、原告側が財産差し押さえに向けて他の手段を講じる可能性もある。(ソウル=鈴木拓也)