米、70年前に死刑執行の黒人7人に恩赦 「人種的に偏った判決」

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ニューヨーク=藤原学思
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 米バージニア州で白人女性を強姦(ごうかん)した罪により1951年に死刑が執行されていた黒人男性7人に対し、恩赦が与えられた。州知事室は「7人が十分に適正な手続きを経ずに裁かれ、人種的に偏った死刑判決を受けたことを州が認めるものだ」と説明している。

 米メディアによると、事件は49年1月に発生した。黒人の居住区に立ち寄っていた32歳の白人女性が複数の男から性的暴行を受けたと訴え、18~37歳の黒人男性7人が逮捕された。いずれの裁判でも陪審員の12人全員が白人男性で、8日以内に死刑判決が下された。

 事件では被告全員が調書に署名したが、複数人は読み書きができず、弁護士の立ち会いが認められなかったケースもあった。また、それぞれの調書における事件の描写も異なっており、実際に犯行があったかは判然としていないという。

 7人は事件の発生場所から「マーティンズビル・セブン」と呼ばれ、判決に対して抗議デモが起こった。だが、51年に電気椅子による死刑が執行され、長年にわたり、米国の人種差別的な刑事司法制度を象徴する一例として語られてきた。

 ノーサム知事(民主党)は8…

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