対テロ戦争費用は20年間で880兆円 死者90万人、米大学が報告

アフガニスタン情勢

ワシントン=合田禄
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 米ブラウン大の研究チームは1日、米国の「9・11」後の20年間で、一連の対テロ戦争の費用が8兆ドル(約880兆円)にのぼるとする報告をまとめた。戦争によって亡くなった人は90万人前後に達するという。

 戦争費用は、国防総省国務省が国外での作戦にかけた費用のほか、2050年までにかかる退役軍人の療養費なども積み上げた。

 内訳は、アフガニスタンパキスタンでの費用が2・3兆ドル(約250兆円)▽イラクシリアでの費用が2・1兆ドル(約230兆円)▽退役軍人への療養費2・2兆ドル(約240兆円)などだった。

 死者は米兵が7052人▽敵対した兵士が30万人前後▽市民が36万~38万人▽ジャーナリストらは680人だったという。

 報告書は「米政府は9・11後の戦争コストの推計を出していない。この報告は部分的なコストに過ぎない」としている。(ワシントン=合田禄)