扉の向こうは別世界? 「東洋のマンチェスター」今に伝える綿業会館

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新谷千布美
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綿業会館=2021年8月20日午後4時20分、大阪市中央区備後町2丁目、新谷千布美撮影
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 大阪のビジネス街を歩いていると、ふいにれんがに覆われた端正な建物が現れた。三休橋筋(さんきゅうばしすじ)にある「綿業会館」(大阪市中央区)。玄関前にはガス灯も並び、そこだけ時がさかのぼったようだ。建てられてから今年でちょうど90年だと聞き、取材に向かった。

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綿業会館の地図

 竣工(しゅんこう)は1931(昭和6)年。大阪が「東洋のマンチェスター」と呼ばれ、日本がイギリスを追い越し、綿製品の輸出量世界一に躍り出ていった時代だ。

 建てたのは、紡績業や繊維業の関係者による社交クラブ「日本綿業倶楽部」。今回、総務部長の吉山裕二さん(53)に案内してもらった。

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吹き抜けの玄関ホール=2021年8月20日午後3時29分、大阪市中央区備後町2丁目、新谷千布美撮影

 「普段は会員の方か、その紹介がないと入れません」と吉山さん。いまも会合や会食の場として使われるという。

日本の近代建築の傑作といわれる綿業会館を記者が訪ねました。記事の後半では、まるで異国にいるかのような扉の向こう側を紹介します。

 中に入ると、渋い外観からは…

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