父は名球会?サッカー元日本代表?期待の「2世」が女子テニスでペア

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内田快
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スポーツ好奇心

 高校球児の「聖地」が甲子園なら、テニスに打ち込む少年少女が目指すのは、「ITC靱(うつぼ)テニスセンター」(大阪市)だ。毎年夏に開かれる全日本ジュニア選手権に、有名アスリートの娘がダブルスを組んで参加した。

「小説のような話」

 8月下旬に行われた全日本ジュニアテニス選手権。18歳以下の女子ダブルスで、関係者の話題をさらうペアがいた。

 「あの2人の娘さんがテニスですごい選手に育っていっている。さらに組んでいる。小説のような話ですよね」と私立強豪高の監督。あの2人とは、石井さやかさん(16)と久保杏夏(きょうか)さん(17)のことだ。杏夏さんがボレーを決めれば、さやかさんもフォアの強打をたたき込む。

 第1シードとして臨んだ2人は、年上の選手にまじってベスト8まで進出。シングルスにも出場したさやかさんは優勝を飾った。

 さやかさんを指導する元日本代表選手の藤原里華コーチ(39)によると、「久保さんは器用で勝負どころが分かる選手。石井さんはプロ顔負けのパワーヒッター。2人とも負けず嫌いで、才能にあふれている。次代の日本女子をになってほしい」。小学生時代から積極的に海外遠征も行ってきた2人は、将来を嘱望されるトップジュニアだ。

広島での出会い

 ともにテニスをしていた姉の影響で、小学校に入る前からラケットを握り始めた。出会いは2013年のこと。東京から広島に引っ越してきた小学1年生のさやかさんが、最初に出た大会で1歳年上の杏夏さんに負けた。「この子に絶対もう負けたくない(と思った)。テニスを頑張るきっかけになった」とさやかさん。

 さやかさんの転居理由は、プ…

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