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「無事産みたい」 妊婦の不安は「2人分」 4度目宣言から1カ月

新型コロナウイルス

華野優気
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 4度目の緊急事態宣言が出てから、2日で1カ月となった大阪。優先接種が始まっている大阪市ワクチン大規模接種センター・インテックス大阪で、「2人分」の不安を抱いて過ごす妊婦に話を聞いた。

「もっと楽しいはずだったのに」

 北区の主婦(33)は、第1子を妊娠して9カ月。会場までの移動に使った電車内は混んでいたといい「宣言の効果がなくなっていると思う。できることをするしかない」。接種には迷いもあったが、担当医の助言もあって決めたという。

 最近は、出産後に向けた準備も始めた。だが、子ども用品を買いに外出するにも、感染への不安が頭をよぎる。「本当なら、もっと楽しいはずだったのに」と声を落とした。

接種控えから一転、急いで予約

 千葉県では先月中旬、コロナに感染した30代の妊婦が入院先を探したが断られ、自宅で出産して新生児が死亡した。次男を妊娠して8カ月の港区の保育士(33)は、授乳後まで接種を控えるつもりだったが「自分が同じことになるかもしれない」と急いで予約したという。

 年末に控える出産に向け、心配は尽きない。「いま、この子がおなかの中で動いてくれるだけでほっとする。このまま無事に産んであげたい」

感染拡大、「まさかここまで」

 9月に入り、大阪の1日あたりの感染者は初めて3千人の大台を超えた。

 「まさかここまで増えるとは。自分もいつ感染するかわからない」。妊娠7カ月の住吉区の会社員(38)は、この1カ月をそう振り返る。時差出勤や消毒の徹底など、神経をとがらす毎日という。この日、1回目の接種を終え「今はワクチンが一番の対策。ひとまずは安心です」と語った。(華野優気)

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