狙われた市民ランナーの荷物 「独り立ち」初日の巡査が走った

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山崎輝史
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 「いました! 行ってきます!」

 運転席の先輩へ叫び、藤田侑也巡査(24)はパトカーの助手席から飛び出した。赤いTシャツ姿の男が反対方向へ自転車をこいでいく。

 「絶対こいつだ」

 そう思いながら、自転車の男を走って追いかける。

 藤田巡査にとって、この日は警察官として「独り立ち」初日だった。

 7月の金曜日の夕方、名古屋城をのぞむ名城公園名古屋市北区)。多くの市民ランナーが汗を流す人気スポットで「事件」が起きた。

 会社員の男性(39)が、とめた自転車の前かごにナップザックを入れ、ランニングへ。戻ってくるとナップザックが消えていた。

 現金8500円やクレジットカード、カギなど約20点が入っていた。男性は午後6時40分ごろ110番通報した。

 愛知県警北署・飯田交番の藤田巡査は指令を受けて公園へ向かった。

 防犯カメラを確認すると、犯人とみられる男が映っていた。赤いTシャツ姿で自転車に乗っている。

 同僚と手分けして公園内を捜…

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