ペットが理由で移り住んだ集合住宅、被災者に生まれた不思議な縁

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川村さくら
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 2018年の北海道胆振東部地震から3年がたつ。自宅が全壊した北海道安平町の金子健治さん(84)は昨年10月、町内の集合住宅へ移った。

 集合住宅は、もとは道職員住宅だったが、安平町に無償で譲渡されたものだ。ペットの入居が可能で、愛犬のシーズー「ポッキー」とともに暮らせることが決め手だった。

 地震で借家だった自宅が全壊し、仮設住宅で2年間暮らした。東京や札幌に転勤した経験があるため「どこに住んでも、すぐに慣れるよ」。一人暮らしだが、ポッキーはいつもそばにいてくれた。ところが仮設住宅から引っ越して5カ月後、19年間の相棒ポッキーが息を引き取った。

 「自分の寿命を考えたら、新しい子は飼えない」。気落ちするなか、集合住宅で不思議な交流が生まれた。

 同じ仮設住宅で知り合った春…

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