総裁選の対応決められぬ自民各派閥 若手に不満、切り崩し狙う岸田派

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 自民党総裁選の対応をめぐり、前回はこぞって菅義偉首相を支持した主要派閥の「様子見」が続いている。衆院選を目前に控え、党内の衆院議員の約半数を占める当選3回以下の若手らの首相への不満が大きく、派内をまとめるのが難しいためだ。

 2日昼に開かれた二階派(47人)の会合。来週に予定される党役員人事で幹事長を交代する二階俊博幹事長は、所属議員を前に「お世話になりました」と頭を下げた。ただ、二階氏が総裁選に言及することはなく、派閥としての対応は決めなかった。

 昨秋の総裁選でいち早く派内の「菅氏支持」をまとめ、菅政権誕生を主導した二階氏。今回も記者会見で派閥として首相の再選支持をするか問われ、「当然のこと」と強調していた。ところが、先週の派閥会合では「きちんと議論すべきだ」などと異論が続出。二階氏を幹事長から外す首相への不満もくすぶるなか、2日の会合では総裁選についての意見もほとんど出なかったという。派閥の中堅からは「事実上の自主投票になるのではないか」との声も上がった。

 対応に苦慮するのは、党内最大派閥の細田派(96人)や第2派閥の麻生派(53人)、竹下派(52人)といった主要派閥も同じだ。いずれも派閥領袖(りょうしゅう)は、首相の再選を支持しているものの、派内の対応はいまも定まっていない。

 背景にあるのが、安倍政権下…

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