藤井聡太二冠、棋王戦挑戦者決定トーナメントで初白星 3回戦へ

村上耕司
[PR]

 将棋の藤井聡太二冠(19)=王位・棋聖=が2日、東京都渋谷区将棋会館で指された第47期棋王戦(共同通信社主催)の挑戦者決定トーナメント(挑決T)の初戦となる2回戦で、斎藤明日斗四段(23)に105手で勝ち、ベスト16に入った。棋王戦には過去4回出場しているが、挑決Tでの勝利は初めて。

 対局は藤井二冠の先手で午前10時に始まった。相懸かりの戦型から藤井二冠が徐々にリードを広げ、押し切った。

 華々しい活躍を見せる藤井二冠だが、棋王戦ではこれまで挑戦権にからんだことがない。初参加の第43期、第44期と予選を勝ち抜いて挑決T入りしたが、いずれも初戦で敗退。第45期と第46期は予選で敗退した。今期はタイトル保持者として挑決Tから出場し、初めての対局だった。

 終局後、藤井二冠は「棋王戦はこれまで上に行けていないので、厳しい戦いが続きますが、少しでも上に行けるように頑張りたい」。3回戦では斎藤慎太郎八段(28)と対戦する。「斎藤八段は一手一手、丁寧に読みを入れられる印象がある。こちらもしっかり考えて、いい内容にできればと思います」と話した。

 敗れた斎藤四段は前期と同様、予選から勝ち上がりながら、挑決Tでは初戦で涙をのんだ。終局後は「予選から厳しい戦いが続いたが、(予選の)決勝で本田(奎)五段と戦っていい内容の将棋が指せた。その勢いで本戦も行けたらと思っていたが、今回は実力不足を痛感した感じの内容だった。来期はもっといい内容の将棋が指せるように頑張りたい」と話した。村上耕司