乙黒拓選手に笛吹市民栄誉賞

永沼仁
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 【山梨】東京五輪レスリング男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得した笛吹市出身の乙黒拓斗選手(22)と、74キロ級に出場した兄の圭祐選手(24)が2日、同市を訪れ出場報告をした。市民栄誉賞を授与された拓斗選手は「自分の力だけでは取れなかった」と語り、次のパリ五輪での連覇を誓った。

 兄弟での出場を果たし、注目された2人。金メダルを胸に登場した拓斗選手は「みなさんにサポートしていただいたお陰」と述べた。メダルを逃した圭祐選手は「自分の人生で一番強かった」と大会を振り返った。

 3年後のパリに向けて2人は、「自分の分析をして少しずつ準備をしたい」(圭祐選手)、「一つひとつの試合を全力でやっていく」(拓斗選手)と抱負を語った。

 市の名を全国に知らしめたとして、拓斗選手には同市で2人目となる市民栄誉賞が授与された。山下政樹市長は「感動と希望を与えてもらった」と述べた。

 同席した父の正也さん(47)は式典後、「まだ2人とも若い。少し休んで、来年からまたギアをあげていけたらいい」と息子たちをいたわった。(永沼仁)