コロナ下の三重県知事選 選管も感染防止に配慮

新型コロナウイルス

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 新型コロナウイルスの感染が拡大する状況下で始まった三重県知事選。各自治体の選挙管理委員会感染防止のために、さまざまな取り組みを進めている。

 四日市市では、インターネットで混雑状況を確認できるシステムを導入した。投票所での「密」を避けるためだ。

 IT関連会社「バカン」(東京)が開発したリアルタイム空き情報配信サービスを活用し、各投票所で職員が混雑状況を入力。スマートフォンなどで、市選挙管理委員会のホームページから指定されたサイトにアクセスすると、地図上に表示された投票所の混雑具合が「空いています」「やや混雑」「混雑」の3段階で表示される仕組みだ。

 このサービスは12日の投票日だけでなく、期日前投票にも対応している。

 松阪市も「密」を避けるため、ネットを活用する。スマートフォンなどから、期日前投票所の混雑具合を「混雑ランプ」で確認することができる。投票所の職員が目視で判断し、青(空き)、黄(やや混み)、赤(混雑)の三つのランプで状況を知らせる。

 伊勢市では、投票所と期日前投票所の記載台、鉛筆の消毒、定期的な換気といった作業をする。大半の投票所に通常業務を担当する職員とは別に1人を置き、専従して作業にあたる。

 また、12日の開票作業では、投票用紙の表裏と上下をそろえなくても読み取れる分類機を新たに2台導入する。作業する職員を減らすのが目的だ。開披台も1カ所から3カ所に増やし、職員の「密」を避ける。

 名張市では、期日前投票所での滞在時間を短くするため、有権者の自宅に届く投票所入場券の裏面に「期日前投票宣誓書」欄を印刷し、事前に記入してから、期日前投票所を訪れるように呼びかけている。

 津市では、投票用紙に記入するための鉛筆を記載台に今回は置かない。使い回しを避けるためだ。今回は新品の使い捨て鉛筆を大量に用意し、投票者が使った後に回収する。さらに、投票者が隣り合わせにならないように、記載台に空きを確保している。

     ◇

 自宅や宿泊施設で療養している新型コロナウイルスの感染者や、自宅待機を指示されている濃厚接触者らは投票できるのか。

 国のガイドラインでは、濃厚接触者や接触者は、保健所から自宅待機を求められていても、投票所での投票は「可」としている。投票は「不要不急の外出」に当たらないためだ。

 一方、外出自粛を求められる感染者は、郵送による「特例郵便等投票」の制度を利用できる。その場合、郵便ポストへの投函(とうかん)が必要になるが、県選管は「できるだけ家族や知人に依頼してほしい」としている。

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