FB傘下のワッツアップに制裁金 EUがGDPR違反で

ロンドン=和気真也
[PR]

 フェイスブック(FB)傘下のメッセージアプリ大手「ワッツアップ」が欧州連合(EU)の「一般データ保護規則(GDPR)」に違反したとして、同社の欧州拠点があるアイルランドの情報保護当局は2日、制裁金2億2500万ユーロ(約290億円)を科す決定を出したと発表した。

 ワッツアップは日本で人気の「LINE」と同じように使われるメッセージアプリで、欧米に利用者が多い。発表によると、ワッツアップは説明が不十分なまま、利用者の情報を親会社のFBと融通するなどしていたと指摘している。

 EUは消費者のプライバシー保護を目的に、GDPRを2018年5月に導入。欧州メディアによると、GDPR違反による制裁金額としては、今年7月にルクセンブルクの当局が米アマゾンに対して科した7億4600万ユーロに次ぐ規模だという。ワッツアップ側は「決定には合意できず、制裁は不当だ」などとしており、争う姿勢を見せている。(ロンドン=和気真也)