「アフガン、人民の手に戻った」 中国高官がタリバンとの電話で評価

アフガニスタン情勢

北京=冨名腰隆
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 中国外務省の発表によると、中国の呉江浩外務次官補とカタール・ドーハに駐在するイスラム主義勢力タリバンのハナフィー幹部が2日、電話で協議しアフガニスタン情勢について意見を交わした。呉氏は「すでに根本的な変化が起き、アフガニスタンの前途と運命は人民の手に戻った」と評価。「中国は一貫してアフガニスタンの主権や独立、領土保全を尊重し、アフガニスタン人民への友好政策を実行していく。一日も早い平和と安定、再建を希望する」と述べた。

 これに対し、ハナフィー幹部は「中国は信頼に値する友人だ。いかなる勢力もアフガニスタン領土を利用して中国の利益を脅かすことは許さない」と、中国が警戒する新疆ウイグル自治区ウイグル族独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」を念頭に抑え込みを約束。アフガニスタンの首都カブールで業務を続ける中国大使館の安全を確保するとしつつ、巨大経済圏構想「一帯一路」への参加希望も表明した。(北京=冨名腰隆