タリバン祝福、そして「闘争」訴え 潜み続ける、あの国際テロ組織

有料会員記事アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが権力を掌握し、駐留米軍の撤退も完了したことを受け、国際テロ組織アルカイダが、タリバンの「歴史的勝利」を祝う声明を出した。アルカイダタリバンの保護下で活動を続けており、国際社会はアフガニスタンが「テロの温床」に逆戻りしないか懸念を強めている。

「米国おとしめ、追放した」

 米シンクタンク「民主主義防衛財団(FDD)」によると、アルカイダ系のメディアが8月31日に声明を出した。アフガニスタンに約20年駐留してきた米軍の輸送機が、30日深夜に首都カブールの空港から飛び立った後だ。

 声明は「(タリバンは)米国の評判をおとしめ、追放した」と称賛した上で、世界のイスラム教徒に対し、欧米諸国に対する「次なる闘争」の準備に取りかかるよう訴えた。

 国連監視団の今年7月の報告書によると、アフガニスタンではアルカイダの残存勢力が全34州のうち少なくとも15州で活動。勢力は数百人とみられている。

 2019年5月、アルカイダ

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