オーケー、関西スーパーの買収意向を正式発表

佐藤英彬
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 首都圏地盤の食品スーパー、オーケー(横浜市)は3日、大阪や兵庫に店舗展開する「関西スーパーマーケット」を買収したい意向を正式発表した。関西スーパーは、阪急阪神百貨店などを傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの子会社化になる方針を公表ずみだが、オーケーは「弊社提案の方が企業価値向上に資する」などとしている。

 発表によると、関西スーパー株を7%強持つオーケーは6月、関西スーパーに対し、時価の2倍超で上場来最高値と同じ一株2250円での株式公開買い付け(TOB)を提案した。経営陣との協議を申し入れていたが、関西スーパーから7月、特別委員会で検討すると連絡を受けた。その後は数回やりとりがあっただけで「実質的な協議の場」が設けられないまま、関西スーパーは8月末にH2O傘下入りを発表したという。

 オーケーは「株主利益の最大化の観点から、公正に比較検討して頂けたのか」と懸念を表明。10月に予定されている関西スーパーの株主総会で、H2O子会社化に反対する考えを示した。H2O傘下入りが撤回・否決された場合、TOBを実施したいとしている。ただ、その場合も「敵対的TOBを行うつもりはない」として、オーケーの取締役会との協議を前提に進めるとしている。

 東京証券取引所は「真偽などの確認のため」として、午前8時20分に関西スーパー株の売買を一時停止した。(佐藤英彬)